クロムの効果を解説。

海藻類やまいたけ等の食品に多く含まれるクロムは、糖質の代謝に重要なミネラルです。
この作用により、糖尿病の予防や改善に効果があります。
こちらでは、効能をはじめ、摂取量や上限量、過剰摂取による副作用などを解説しています。

クロムの効果。

糖尿病の予防や改善に役立ちます。

中性脂肪やコレステロール値を正常に保ちます。

摂取量や上限量。

厚生労働省:食事摂取基準(日本人の食事摂取基準2010年版)によれば、クロムの1日あたりの摂取量や上限量は下記のとおりです。

μg/1日 男性 女性
推奨量 上限量 推奨量 上限量
18〜29歳 40 30
30〜49歳 40 30
50〜69歳 40 30
70歳以上 35 25

過剰症や欠乏症。

過剰症について

クロムは、通常の食生活では、過剰症が問題となることは殆どありませんが、稀に副作用として、頭痛や不眠、睡眠障害などが起こる場合があります。
また、長期間過剰摂取すると、嘔吐や腹痛、下痢などを引き起こす場合があります。

欠乏症について

クロムが不足すると、糖質の代謝が上手に行えなくなり、インスリン感受性が低下し、糖尿病のリスクが高まります。
また、窒素代謝異常や体重減少、末梢神経障害や角膜障害などが起こる場合があります。

3価クロムと6価クロムの違い。

3価クロムは、通常の食品に含まれていたり、サプリメントで使用されている微量ミネラルで、殆ど無毒です。

6価クロムは、人為的に産出されたもので、非常に強い酸化能力を持つ不安定な物質で、極めて強い毒性を持っており、皮膚炎や肺がんの原因となります。
1970年代に、クロムを使用するメッキ工場などで、従業員が肺ガンとなり、大きな社会問題なったことで有名です。

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