マンガンの効果を解説。

松の実やきくらげ等の食品に多く含まれるマンガンは、骨の石灰化や、骨や関節を丈夫にする効果があります。
また、エネルギー作りに役立ち疲労を防ぐ役割もあります。
こちらでは、効能をはじめ、摂取量や上限量、過剰摂取による副作用などを解説しています。

マンガンの効果。

骨の石灰化や、骨や関節の強化に役立ちます。

エネルギー作りに役立ちます。

摂取量や上限量。

厚生労働省:食事摂取基準(日本人の食事摂取基準2010年版)によれば、マンガンの1日あたりの摂取量や上限量は下記のとおりです。

mg/1日 男性 女性
推奨量 上限量 推奨量 上限量
18〜29歳 4.0 11 3.5 11
30〜49歳 4.0 11 3.5 11
50〜69歳 4.0 11 3.5 11
70歳以上 4.0 11 3.5 11

過剰症や欠乏症。

過剰症について

マンガンは、健康な人では、通常の食生活で過剰症が問題となることは殆どありません。
慢性中毒としては、強い精神障害やパーキンソン病に似た中枢神経系障害、マンガン肺炎などを起こす場合があるとされていますが、大部分が経気道吸収によるものです。

欠乏症について

マンガンが不足すると、骨格異常や糖質の代謝障害、脂質代謝異常や生殖機能低下、運動失調や皮膚代謝の異常などが起こる可能性があると考えられています。
しかし、いずれもマンガン不足の特異的な症状ではなく、まだ明確にはなっていません。

「愛情ミネラル」マンガン。

「愛情ミネラル」と呼ばれることもあるマンガンは、不足すると、赤ちゃんに対しての愛情が欠乏してしまうと言われています。
また、愛情志向の低下だけではなく、性機能や妊娠能力も低下すると言われています。

ウサギを使った実験では、マンガンが不足したウサギは、自分の赤ちゃんを育てなくなったという実験結果もあります。

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