ヨウ素(ヨード)の効果を解説。
昆布やわかめなどの海藻類に多く含まれるヨウ素は、新陳代謝を活発にする効果があります。
また、動脈硬化の予防にも役立ちます。
こちらでは、効能をはじめ、摂取量や上限量、過剰摂取による副作用などを解説しています。
ヨウ素の効果。
新陳代謝を活発にし、髪や肌を美しく保ちます。
血管を柔軟に保つ働きにより、動脈硬化などの予防に役立ちます。
摂取量や上限量。
厚生労働省:食事摂取基準(日本人の食事摂取基準2010年版)によれば、ヨウ素(ヨード)の1日あたりの摂取量や上限量は下記のとおりです。
μg/1日 | 男性 | 女性 | ||
推奨量 | 上限量 | 推奨量 | 上限量 | |
18〜29歳 | 130 | 2200 | 130 | 2200 |
30〜49歳 | 130 | 2200 | 130 | 2200 |
50〜69歳 | 130 | 2200 | 130 | 2200 |
70歳以上 | 130 | 2200 | 130 | 2200 |
過剰症や欠乏症。
過剰症について
ヨウ素は、摂取量が多少増えても、排泄により調節することが出来ます。
しかし、長期間の過剰摂取では、甲状腺機能低下症や甲状腺中毒症などが起こる場合があります。
また、体重減少や頻脈、筋力低下などの症状が見られる場合もあります。
欠乏症について
ヨウ素が不足すると、甲状腺ホルモンの生成が出来なくなり、甲状腺の肥大や甲状腺腫が起こります。
ヨウ素欠乏による甲状腺ホルモンの生成不足により、精神発達の遅滞や甲状腺機能低下症、クレチン症や成長発達異常などを引き起こす場合があります。
幼児には欠かせないミネラル。
ヨウ素は、体内では殆どが甲状腺に存在し、成長期の発達や基礎代謝調節で重要な働きをしている甲状腺ホルモンの構成成分として働いています。
甲状腺ホルモンは、全身の細胞に及んでいる為非常に重要です。
例えば、たんぱく質合成の促進させたり、エネルギー生産を高めることで全身の活性化に関わります。
また、交感神経の感受性を高める作用もあります。
このような働きは、特に成長期の子供にとても大切です。
海産物を主とした伝統的食習慣を持つ日本では、あまり不足となることがありませんが、世界的には不足が起こりやすいミネラルとされています。
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