セレン(セレニウム)の効果を解説。

干しえびやマグロ等の食品に多く含まれるセレンは、強力な抗酸化作用により、老化や様々な病気から体を守っています。
また、アンチエイジングやデトックスにも効果があります。
こちらでは、効能をはじめ、摂取量や上限量、過剰摂取による副作用などを解説しています。

セレンの効果。

強力な抗酸化作用で老化を防ぎ、アンチエイジングに役立ちます。

ホルモンバランスを整え、更年期障害や生理不順の緩和に役立ちます。

有害ミネラルの排出に役立ちます。

血液が固まるのを防ぎ、血栓症の予防に役立ちます。

セレンの強力な抗酸化作用は、ガン予防にも期待されています。

摂取量や上限量。

厚生労働省:食事摂取基準(日本人の食事摂取基準2010年版)によれば、セレンの1日あたりの摂取量や上限量は下記のとおりです。

μg/1日 男性 女性
推奨量 上限量 推奨量 上限量
18〜29歳 30 280 25 220
30〜49歳 30 300 25 230
50〜69歳 30 280 25 230
70歳以上 30 260 25 210

過剰症や欠乏症。

過剰症について

セレンの慢性的な過剰摂取としては、爪の変形や脱毛、胃腸障害や下痢、末梢神経障害や皮膚症状などが知られています。
グラム単位で摂取すると、重症の胃腸障害や神経障害、心筋梗塞や腎不全などを引き起こします。

欠乏症について

セレンが不足すると、過酸化物による細胞障害が起こるとされています。
また、下肢の筋肉痛や皮膚の乾燥、心筋障害などを引き起こす場合があります。

抗酸化作用とは。

抗酸化作用とは、「体が酸化する事に抵抗する作用」のことです。

酸化とは、りんごなどの果物の切り口が茶色く変色しかり、鉄が錆びたりする現象で、これが私たちの体内においても日々起こっているのです。
老化と言ったほうがわかりやすいかもしれません。

体を酸化させる作用を行っているのが過剰な活性酸素であり、この活性酸素を除去・抑制する働きを抗酸化作用といいます。

ビタミンEやビタミンCなどは過剰な活性酸素を抑制する働きを持っており、セレンや亜鉛などは除去する働きを持っています。

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