ナイアシンの効果を解説。
まいたけやたらこ等の食品に多く含まれるナイアシンは、炭水化物(糖質)の代謝に重要なビタミンです。
また、二日酔い予防や統合失調症の緩和などにも効果があります。
こちらでは、効能をはじめ、摂取量や上限量、過剰摂取による副作用などを解説しています。
ナイアシンの効果。
糖質を効率良く代謝し、糖尿病を緩和します。
肌荒れや口内炎の予防に役立ちます。
血液をサラサラにします。
二日酔いの予防に役立ちます。
脂質を効率良く代謝し、ダイエットに役立ちます。
統合失調症の緩和に期待されています。
ペラグラの予防や改善に欠かせません。
摂取量や上限量。
厚生労働省:食事摂取基準(日本人の食事摂取基準2010年版)によれば、ナイアシンの1日あたりの摂取量や上限量は下記のとおりです。
mg/1日 | 男性 | 女性 | ||
推奨量 | 上限量 | 推奨量 | 上限量 | |
18〜29歳 | 15 | 300(80) | 11 | 250(65) |
30〜49歳 | 15 | 350(85) | 12 | 250(65) |
50〜69歳 | 14 | 350(80) | 11 | 250(65) |
70歳以上 | 13 | 300(75) | 10 | 250(60) |
※カッコ内は「ニコチン酸」の上限量。
植物性の食品中に存在しており、肝臓に取り込まれた後、ニコチン酸アミドに変換され、各組織に運ばれます。
※カッコ外は「ニコチン酸アミド」の上限量。
動物性の食品中に存在しており、肝臓以外の組織に運ばれた後、余ったものが肝臓に取り込まれます。
過剰症や欠乏症。
過剰症について
ニコチン酸を大量摂取すると、一時的に顔の紅潮や、掻痒感などの「フラッシング(flushing)症状」が起こる場合があります。
また、ニコチン酸アミドの大量摂取では、胃腸障害や消化性潰瘍の悪化などの副作用が知られており、日本人の食事摂取基準でも耐容上限量が設けられています。
欠乏症について
ナイアシンが不足すると、重篤な疾患としてペラグラを引き起こす場合があります。
ペラグラの主症状は、皮膚炎や下痢、精神神経障害であり、治療しないと死に至るとされています。
糖尿病とナイアシンの関係。
糖尿病とは、インスリンが不足したり、作用が低下するで、血液中のブドウ糖が多くなる糖代謝障害です。
血液中の余ったブドウ糖は尿から流れ出てしまい、これが「糖尿病」の名前の由来となっています。
ナイアシンはインスリンの合成に欠かすことのできない成分で、様々な有効性の臨床結果が発表されています。
ビタミンB群とは。
9種類ある水溶性ビタミンの中でも、Cを除く8種のビタミンは、特に協力しながら働いているため、『ビタミンB群』と呼ばれています。
ナイアシンはその中の1種である為、サプリメントなどで摂取する場合は、残りの7種類と同時に摂取することで、より効率的に効果を発揮します。
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