ビタミンB12の効果を解説。

レバーや貝類等の食品に多く含まれるビタミンB12は、赤血球を作る為に重要です。
また、不眠症の改善や神経痛の緩和などにも効果があります。
こちらでは、効能をはじめ、摂取量や上限量、過剰摂取による副作用などを解説しています。

ビタミンB12の効果。

胎児の無脳症のリスクを軽減します。

巨赤芽球性貧血(悪性貧血)の予防や改善に役立ちます。

動脈硬化の予防に役立ちます。

睡眠と覚醒のサイクルを整え、不眠症の緩和に役立ちます。

神経の安定や集中力の向上に役立ちます。

摂取量や上限量。

厚生労働省:食事摂取基準(日本人の食事摂取基準2010年版)によれば、ビタミンB12の1日あたりの摂取量や上限量は下記のとおりです。

mg/1日 男性 女性
推奨量 上限量 推奨量 上限量
18〜29歳 2.4 2.4
30〜49歳 2.4 2.4
50〜69歳 2.4 2.4
70歳以上 2.4 2.4

過剰症や欠乏症。

過剰症について

一度にビタミンB12を大量に摂取しても、過剰分は吸収されず尿として排泄されますので、過剰摂取による重篤な副作用の報告はありません。

欠乏症について

ビタミンB12が不足すると、悪性貧血やホモシステイン尿症、神経障害や感覚異常、記憶障害やうつ病、運動時の動悸や息切れなどを引き起こす場合があります。

妊婦に欠かせないビタミンB12。

妊婦に欠かせないビタミンとしては『葉酸』が有名ですが、最近、妊娠前後にビタミンB12をしっかりと摂取していない場合、胎児の神経管が欠陥して脳や脊髄に悪影響を与え、脳が発育せずに無脳症を引き起こす恐れがある事が解っています。

アメリカとアイルランドの科学者によって発表された研究結果は、「血液1リットル中に含まれるビタミンB12が、149ナノグラム以下の妊婦から生まれた子供では、神経管欠陥の危険性が5倍」という衝撃的な内容でした。

ビタミンB群とは。

9種類ある水溶性ビタミンの中でも、Cを除く8種のビタミンは、特に協力しながら働いているため、『ビタミンB群』と呼ばれています。

ビタミンB12はその中の1種である為、サプリメントなどで摂取する場合は、残りの7種類と同時に摂取することで、より効率的に効果を発揮します。

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