パントテン酸の効果を解説。
レバーやしいたけ等の食品に多く含まれるパントテン酸は、脂質の代謝に重要なビタミンです。
また、美しい肌や髪を作る働きなどもあります。
こちらでは、効能をはじめ、摂取量や上限量、過剰摂取による副作用などを解説しています。
パントテン酸の効果。
ニキビの予防や改善に大切です。
アトピーや口内炎の改善に役立ちます。
髪や肌を美しく保ちます。
ストレスの緩和に役立ちます。
脂質を効率良く代謝し、ダイエットに役立ちます。
動脈硬化の予防に役立ちます。
摂取量や上限量。
厚生労働省:食事摂取基準(日本人の食事摂取基準2010年版)によれば、パントテン酸の1日あたりの摂取量や上限量は下記のとおりです。
mg/1日 | 男性 | 女性 | ||
目安量 | 上限量 | 目安量 | 上限量 | |
18〜29歳 | 5 | − | 5 | − |
30〜49歳 | 5 | − | 5 | − |
50〜69歳 | 6 | − | 5 | − |
70歳以上 | 6 | − | 5 | − |
過剰症や欠乏症。
過剰症について
一度にパントテン酸を大量に摂取しても、過剰分は尿として排泄されます。
その為、過剰摂取による重篤な副作用の報告はありませんが、便が緩くなる場合があります。
欠乏症について
パントテン酸が不足すると、成長停止や免疫力の低下、生理的な悪影響(手足のしびれや灼熱感、頭痛や不眠、胃不快感を伴う食欲不振など)などを引き起こす場合があります 。
ニキビとパントテン酸の関係。
ニキビの主な原因は、皮膚の過剰な皮脂と言われています。
皮脂が過剰になると、毛穴を詰まらせ皮膚に常在するアクネ菌が増殖する為、皮脂を分解する過程で作られる「遊離脂肪酸」が炎症を引き起こしてしまい、ニキビが出来るとされています。
パントテン酸は、脂肪酸の代謝に最も重要な補酵素である「コエンザイムA」の主要成分である為、ニキビの予防や改善に欠かせません。
ビタミンB群とは。
9種類ある水溶性ビタミンの中でも、Cを除く8種のビタミンは、特に協力しながら働いているため、『ビタミンB群』と呼ばれています。
パントテン酸はその中の1種である為、サプリメントなどで摂取する場合は、残りの7種類と同時に摂取することで、より効率的に効果を発揮します。
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